WACがついに仕様公開(ただし、ベータ版) | Device API の 動向
スマートフォンが登場し、アプリに対する注目が隆盛を極める中、ひっそりと仕様策定がすすんでいる技術がある。
Device APIだ。
Device APIを利用するとJavascriptから、端末の機能を利用できる。
検索をかけてもまだ日本での有用な情報は出てこないが、ひっそりとトピックとしてはあがってきている。
以下の記事を見る限り、
携帯端末ではないが、
特にカメラは、ARなどのサービスに注目があつまっており、非常に期待できるものになる、と考えている。
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さて、HTML5の流れもありバラ色のように見えるDevice APIだが、ユーザ視点からは見えない問題を抱えている。
規格だ。
上記のGoogle Groupでも、話されているが
W3C : DAP, BONDI, JILなどの規格が乱立し、どの様な流れになるのか見えておらず、このままの流れのままけん制しあうような状態が続くようになれば、CP(Contents Provider)もつかず 残念な結果に終わってしまう。
幸い日本では、ブラウザを一手に引き受けるAccessがBONDIをサポートしており、一見安泰かのように見えるが
先にあげたように、Android等のスマートフォンが出てきたことから、その前提は変わってきている。
そこで現れたのが、WAC(Wholesale Application Community)だ。
BONDI,JILの規格を統合することが、先に表明され、2010/11/23 ※1をもってようやく仕様が公開された。
そのI/Fは、現状ではBONDIの仕様にそっくりだ。
これも前もって宣言されていたことだが、BONDIなどの規格の策定がいち早く行われていたことから、初期はBONDI,JILの規格を参考にするとされている。
また、JILにはコンテンツ・マーケットの準備がある。
これらの用意がある規格を統合したWACは、きっとすばらしいものになるだろう。
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「HTML5がでたなら、AndroidやiPhoneでアプリ作るのより、HTMLでアプリ書いたほうがよくないか?」
このような、話もよく聞くので、上記のようなことを思いついた方は継続してウォッチしたほうがいいかもしれない。
(そしてあわよくば私にフィードバックしてください。)
明日以降は、文書の翻訳や技術の紹介などを行っていく。
なお、この投稿の内容は筆者の中身の無い知識と検索と、以下の記事からなっている。
http://www.wholesaleappcommunity.com/About-Wac/BACKGROUND%20TO%20WAC/Forms/AllItems.aspx
誤りも含まれていると思われるため、間違いに気づかれましたらご連絡よろしくお願いいたします。
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※1:11/23はSeconde Publishcation でした。